特集 保健所と市との連携を作り上げる
ねたきり老人を地域で支える活動を通して(洲本市)
4.ねたきり老人の訪問を開始した時のこと
池上 陽子
,
新田 久美子
,
東 美鈴
,
原 はる子
,
比名 直代
1
1兵庫県西宮保健所
pp.109-114
発行日 1986年2月10日
Published Date 1986/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207118
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1)開始当時の私の戸惑い
昭和57年に私が洲本保健所へ転勤した時には,既にねたきり老人への取組は事業として企画されていた。町が実施主体と考えていた私は少々驚いた。しかし,婦長及びスタッフの間には,ねたきり老人の問題は避けられないものという捕え方が強くあり,私もそのことへの戸惑いはなかった。
取組の目的は,"地域でねたきり老人を支える体制づくり"ということで,民生委員を窓口にして,了解の得られたケースの家庭訪問を行っていった。
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