特集 高齢者保健福祉推進十か年戦略(ゴールドプラン)のすべて
[実践に向けて]
ねたきり老人ゼロ作戦とリハビリ教室
山内 とく子
1
,
粕谷 幸子
1
1愛知県名古屋市昭和保健所
pp.1004-1010
発行日 1991年11月25日
Published Date 1991/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900366
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はじめに
名古屋市では現在ねたきり予防の一環として,老人保健学級,看護技術教室,成人病予防教室などに取り組んでいる。なかでも昭和57(1982)年度から実施しているリハビリ教室*)は,脳卒中等の後遺症によって機能障害を残しながら,何とか在宅で療養生活を送っているいわばねたきり予備軍に直接働きかける事業である。
地域におけるリハビリ教室は,障害者がその生活の場で心身ともに自立する足がかりとしての役割を担っている。そのために対象の掘り起こし,本人や家族に対する日常生活の指導,関係機関との連携などきめ細かな対応が要求されるため,その中における保健婦の役割は大きい。
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