活動報告
生活習慣の変容を目指した効果的な健康教育"たのしくやせる会"の展開と評価
志賀 愛子
1
,
小野 光子
1
,
倉若 正子
1
,
小林 基弘
1
,
野沢 秀子
2
,
たのしくやせる会検討委員会
1神奈川県足柄上保健所
2神奈川県平塚保健所
pp.954-959
発行日 1984年11月10日
Published Date 1984/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206921
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I.はじめに
健康づくり運動の展開においては,具体的な実践論が強く求められている。単なる健康に関する知識にとどまらず,日々の生活を見直し継続的に健康づくりの実践をすることが重要であるが,実は,このことが最も難しい。
足柄上保健所管内では,成人病予防と積極的な健康づくりの実践をはかるため,昭和53年度から肥満者を対象に"たのしくやせる会"を実施してきたが,減量目標の達成のみならず疾病の改善,生活習慣の変容などの成果をあげている。今回"たのしくやせる会"の事業経過を振り返るとともに,修了者の実態についても追跡調査し,教育の効果及び実践の習慣化の定着性,障害因子,促進因子などについて検討したので報告する。
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