特集 やせ・肥満と女性のヘルスケア
やせ・肥満と女性医学 やせ・肥満と閉経
安井 敏之
1
,
河北 貴子
,
岩佐 武
1徳島大学 大学院生殖・更年期医療学分野
キーワード:
Estrogens
,
性ホルモン結合グロブリン
,
Testosterone
,
エネルギー代謝
,
危険因子
,
肥満
,
閉経
,
やせ
,
女性の健康
,
BMI
,
ヒト卵胞刺激ホルモン
Keyword:
Testosterone
,
Obesity
,
Menopause
,
Women's Health
,
Sex Hormone-Binding Globulin
,
Body Mass Index
,
Energy Metabolism
,
Estrogens
,
Thinness
,
Risk Factors
,
Follicle Stimulating Hormone, Human
pp.515-521
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022182054
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BMIやウエスト/ヒップ比の増加と閉経年齢との関係については一致した結果になっていない。周閉経期でのエストラジオール減少の縦断的変化は非肥満女性に比べて肥満女性では有意に少なく、過体重や肥満女性にflat patternが多い。一方、非肥満女性に比べて肥満女性ではFSHの増加は少なく、過体重や肥満女性はlow trajectoryを示す。閉経前後でBMI、体重、総体脂肪割合、内臓脂肪は有意に増加するが、閉経の影響だけではなく年齢の影響、エネルギー消費量の減少、男性ホルモンの相対的増加の関与も考えられる。
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