特別企画 在宅老人の機能回復を願って
地域老人保健活動について
大坂 多恵子
1
1元厚生省公衆衛生局地域保健課保健指導室
pp.171-174
発行日 1982年3月10日
Published Date 1982/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206485
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はじめに
老人保健の活動を行う場合,最も大事なことは,チームで活動していかなければならないことである。従来保健婦のみで働くという活動形態をとることが多かったが,それではこれからの老人保健はうまく展開していかない。むしろチームで解決していくことが大事になってくる。しかも,ただ単に医療担当従事者,保健担当従事者だけでなく,福祉関係者や社会教育関係の公民館活動と一緒になった方が活動はスームズに展開するという地域もある。医療,保健,福祉,教育各部門の専門家と連携しつつ,住民と共に今後の活動のあり方を考えていくべき時であろう。
現在,国会で継続審議になっている老人保健法(案)が国会を通過した暁には,老人保健の関係は全部公衆衛生局が担当することになっている。
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