特集 活動の質を深める記録を求めて—日本看護協会長崎県支部研修会の取り組み
座談会
事例をとおして記録を考える—長崎市中央保健所研究グループ
鳥山 ふみ子
,
北島 峯子
,
大町 千鶴子
,
松本 のり子
,
藤井 喜代美
pp.202-214
発行日 1983年3月10日
Published Date 1983/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206640
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1.はじめに
保健婦業務の中に,ねたきり老人への支援や精神衛生活動が広がる中で,事例への援助の経過を浮き彫りにして,支援目標を明らかにし,効果をあげるためには,記録ばどうあるべきか,との観点から,昭和56年6月よりグループで記録の検討に取り組んできた。更に,昭和56年10月,精神衛生に関する記録を,5段階方式にすることが話し合われたが,日常活動の中で5段階の記録をとることは,時間がない,たいへん等の理由から,従来通りの記録が続けられてきた。
そこで,5段階の記録をすることによって,事例への支援は充実するのか,保健婦のかかわりはどうなるのかを,事例を通して明らかにしていくことにした。
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