広がる技師の職場
川崎市中央卸売市場食品衛生検査所
頭本 藤雄
1
1川崎市中央卸売市場食品衛生検査所
pp.664-665
発行日 1979年8月1日
Published Date 1979/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201900
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東京と横浜の2大都市の中間に位置する川崎市の南西,国鉄川崎駅から北西に約1.2kmの地点,国道1号線沿いに川崎市中央卸売市場本場がある.当市場は1956年に農林大臣の認可を得て開設された川崎市唯一の総合卸売市場であるとともに,100万市民の台所として重要な役割を果たしている.その反面,市場内における施設及び食料品の取り扱いの良否によっては,市民の健康に及ぼす影響は大である.したがって,市場流通食品の安全性の確保と,市場衛生向上の目的で当市場内に衛生局保健部に所属する,川崎市中央卸売市場食品衛生検査所が設置されている.
当検査所は保健所の食品衛生業務とは別に,生鮮食料品が大量に集荷する市場段階において,衛生行政をより効果的に実施するための事業所とも言える.
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