特集 阪神・淡路大震災時における保健医療活動
大震災時における保健活動—神戸市中央保健所保健婦手記
三木 直美
1
1神戸市中央保健所
pp.457-460
発行日 1995年7月15日
Published Date 1995/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901297
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中央区は神戸市9区の一つでほぼ中央に位置し,街は国際港都神戸の象徴たる港にそって広がっている.神戸の商業,工業,行政,さらに文化の中枢を担う区であり,医療施設,食品衛生施設,環境衛生施設数などは神戸市の約1/3を占めている.夜間人口約12万人に対し昼間人口は約30万人を超える大都市型で,核家族と高齢化が進んでいる.(65歳以上老人人口比率は13.5%)
1月17日午前5時46分,“ドドーン”という音とともに中央区内の明かりは消えた.ビル,家屋倒壊,そして火災発生,廃墟…….美しい神戸の街並みは見る影もなく一変してしまった.
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