連載 自分史からみた群馬の国保保健婦活動・7
戦いがすすんで
内堀 千代子
1
1元群馬県国保連合会
pp.924-926
発行日 1982年11月10日
Published Date 1982/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206603
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東京の全国保健婦大会へ
私が就職した年(18年)の2月28日から3月2日まで,東京九段の軍人会館で全国保健婦大会が開催されました。私も3人の友人とS先生に引率されて参加しました。
東京見物で一度行っただけの東京は,私には見るもの聞くものすべてが珍しく感心することばかりでした。大会では会場にあふれる参加者に圧倒され,折目ただしい井上なつえ会長の挨拶や来賓の吉岡弥生先生の和服姿を今も覚えています。そして手ぎわよく会を運営する方達が金子光,三浦(永野)貞さんであることも教えてもらいましたが,そのスマートな服装と動きは,地方から上京した私にはとてもまぶしくみえました。3日間の間,特別講演や会員の研究発表をきいてますますふるいたち,私もがんばらねばと感激して帰ってきました。
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