書評
—編集 丸地信弘編—保健活動〈見直し〉の理論と実際
湯沢 布矢子
1
1厚生省地域保健課
pp.340
発行日 1982年5月10日
Published Date 1982/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206509
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従来から地域保健活動に関する論議は,活発かつ多岐にわたって行われてきている。その中心テーマは,時代を反映して"地区診断"であり,"共同保健計画"であり"地域保健計画"等々であった。
そして1975年に,WHOがプライマリー-ヘルス-ケアを提唱して以来,わが国でもPHC論が風靡しつつある。私は世界の4/5を占めるという発展途上国に対する,BHN(Basic Human Needs)の強調と,その底に流れるWHOのヒューマニズムに感激し,先進国の栄誉に浴している日本の現状を,あらためて認識させられている。
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