事例検討
自閉症児Mちゃんを通して学んだこと
大須賀 恵子
1
1愛知県岡崎保健所
pp.1028-1031
発行日 1981年12月10日
Published Date 1981/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206451
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はじめに
患者は地域で自然発生的に出てきたものではない。ケースは家族の一員であり,それぞれの職場に属し,地域の中で生活している。したがって我我が保健活動を展開する場合,1対1のかかわりだけで解決する問題はほとんどないはずである。最終的には患者自身で,また患者の属する集団の努力で解決すべきものである。
このような前提に立った上で,私が保健婦としてこのケースにどういうかかわりをもってきたかを整理し,保健活動について考えてみたい。
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