グラフ 組織づくりシリーズ・7
農薬問題に取り組んだ実践例—松川町
松下 拡
1
,
菊地 頌子
2
1松川町教育委員会
2城東保健所
pp.649-656
発行日 1981年8月10日
Published Date 1981/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206403
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取り組みの動機(昭和48年) 若妻会の会合で 農薬に対する不安が出された.この不安を出したSさんは 妊娠時にひどい農薬中毒に悩まされたことがあった.健康な夫たちも今の状態か毎年くりかえされたのでは心配だというSさんの不安は みんなが共通にもっている不安だった.そこで農業普及会と農協で調べたところ 農薬から健康を守るための対策は何もとられていないことがわかった.それどころではない.農協からは「若妻会で農薬が危険だなどと騒げば 農薬散布のオペレーターのなり手がいなくなる.今の農薬は低毒性だから そんなに騒ぐな」と言われた
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