特集 ともに学びともに歩む住民と保健婦
都市に芽生えた主体的な組織活動
座談会
住民の主体的な活動を支えてこそ保健婦—松川町の活動に限りない共感を
竹井 久弥
1
,
林 玲子
2
,
望月 美智子
3
,
渡辺 順子
4
,
木下 昌代
5
,
小林 恵美子
6
,
柴沼 和加子
7
,
立川 雪子
8
,
久常 節子
9
1練馬老後の健康と生きがいを語る会
2ねりま健康の会
3大泉健康と老いを考える会
4すずらん文庫
5北保健相談所
6石神井保健所
7大泉保健相談所
8練馬保健所
9国立公衆衛生院
pp.280-300
発行日 1987年4月10日
Published Date 1987/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207307
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私と保健所との出会い
家庭教育学級の中で
久常 それでは始めたいと思います。
林 私は北保健相談所にお世話になりながら「ねりま健康の会」というのをやっています。ねりま健康の会といいますのは,世帯単位で90世帯と,プラス1町会,1自治会で構成されていて,各町から世話人が出て,15人ぐらいで事務局が形成され,月に1回「ねりま健康の会だより」を出しています。いま毎週土曜日の10時から12時まで「健康教室」がずっと続いていて,健康体操教室とか,看護教室,それから,11月の終わりから12月にかけては第2回目の保健学級が始まるんですね。この間は体力チェックをやってもらいました。それで,外側の体力診断をやっていただいたものですから,今度は中身の診断をやってもらって,中からと外からとやってもらって,それらの数値のあらわすものはどういう意味なのかということをこれから地域のお医者さんに来ていただいて勉強をさらに深めていく,そういう計画を持っています。世帯で参加しているものですから,大体近所の人がそこに参加しているとか,お嫁さんとおしゅうとめさんが一緒に参加する,そういうところが特徴だと思います。
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