活動報告
結核患者の医療中絶の実態
平岡 朋子
1
,
大野 真智子
1
1大阪市住吉保健所
pp.226-229
発行日 1981年3月10日
Published Date 1981/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206358
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RFPの出現で結核の治療は一変し,初期強化療法,初回徹底治療がいわれるようになった。そこで住吉保健所における結核治療中絶者の傾向・実態を把握し,今後の結核管理及び保健婦活動に役立てることを目的に,昭和54年10月末日現在結核治療を中絶している者を対象に調査した。(治療中絶者の傾向を知るために,現在医療ルートにのっている者でも過去治療中絶の経験のある者についても調査の対象としている)
その対象者が88名で,年齢別,性別にみると30代22名(25%),40代17名(20%),50代18名(21%)である。性別比では女子1に対し男子4.8であった。(表1)
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