座談会
医療と直結した活動を基盤に—堀川病院居宅療養部の保健婦は語る
城ケ野 芙美子
,
桐島 世津子
,
井樋 千恵子
,
坂口 英子
,
宮城 朝子
,
後藤 志津子
,
野原 純子
,
本誌編集室
pp.410-423
発行日 1980年6月10日
Published Date 1980/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206254
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京都堀川病院の地域医療活動はつとに有名である—本誌もすでに6回にわたる連載を企画して,大きな反響を得た経験を持っている—今,病院は大きくなり,設備も整ってきている.増改築後,開院に先立って,地元住民に病院を隅々まで開放して見学してもらったところ,柱の1本1本に触わりながら,「オレの病院」とつぶやいていた老人がいたというエピソードは,堀川病院の歩みを如実に物語ってくれる。堀川病院の地域医療活動を支えたものに,居宅療養部にこぞる保健婦達の活動があり,その歴史的意味は大きい.そうした背景を背負って,今,活動に従事している保健婦達は,自分達をどう位置づけているのだろうか.今月の企画のポイントである.
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