分科会 第13分科会
衛生教育のあり方をめぐって
pp.918-929
発行日 1979年12月10日
Published Date 1979/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206186
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司会 従来,衛生教育と言いますと方法論がすごく重要視されて,人集めの仕方とかパンフレットの作り方とかというようなところがかなり論議されてきたんじゃないかと思います。それ以前の衛生教育というのはいったい何のためにやるのか。さらに根本的には,住民の健康の問題をどう考えていくのかというようなところから,みなさんと話し合いを進めたいと思います。
助言者 自己紹介を伺ったところでは,やはり共通した悩みがあったと思います。まず一つは,衛生教育そのものについてまだあいまいになっている点がありはしないかに対する悩みです。自分が今やっていることが,どうも一方通行だけで終わっているんじゃないだろうか。そういう自分の実践に対する反省の声がたくさん出ています。住民と共に進んでいきたい。そういうふうにはっきり方法を言われている方もいますが,その場合に地域の人達の要求をどう把握したらいいか。その要求のとらえ方の問題。
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