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昭和52年国民健康調査—8.6人に1人が病気 老人の有病率は3倍
pp.857
発行日 1978年12月10日
Published Date 1978/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206065
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厚生省はこのほど,昭和52年の国民健康調査結果の概要を発表した。それによると,①国民の8.6人に1人が病気を有し,高血圧(17%)カゼ(17%)消化器系疾患(14%)が多い,②25年前(昭和28年)にくらべ有病率は2.5倍ふえている,③65歳以上の老人の3分の1は病気で,有病率は全体の3倍,④有病率の地域差がほとんどなくなる――といった結果が明らかになっている。
この調査は世帯における傷病と治療状況を調べ,国民の健康の実態を明らかにすることを目的に,昭和28年から実施されているもので,52年は10月3日から5日までの3日間,全国700地区の約17,000世帯(55,000人)を対象に,面接他計方式で行われた。調査結果のうち主なものを拾ってみると次のとおり。
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