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血液人工透析が保険に重圧—小規模保険者ではお手上げ
pp.315
発行日 1977年5月10日
Published Date 1977/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205856
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腎炎・ネフローゼの重症者にとって不可欠の治療法といわれる血液透析(人工透析)の医療費が,健康保険や国民健康保険の小規模保険者にとって財政上大きな重圧を与えはじめている。
血液透析は昭和47年10月から公費負担医療の対象となり,48年10月から実施された健保家族・国保被保険者の高額療養給付費支給制度(窓口自己負担1人1月3万円—現在は3万9千円—以上の高額医療は全部保険給付)に乗っかって普及,現在1万2千人程度といわれる重症患者に福音をもたらしている。
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