特集 いま注目したい保健活動—都市を中心に
小規模企業勤労者健診
日置 則子
1
,
桜庭 篤子
2
1東京都中野北保健所鷺宮保健相談所
2東京都中野北保健所鷺宮保健所
pp.993-996
発行日 1992年11月10日
Published Date 1992/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900611
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中野区の概況
中野区は東京23区のうちの西部に位置し,武蔵野台地の約16km2を占めている。人口は約32万人の住宅地で昼間の人口は約26万人であるが,新宿副都心に隣接していて,夜間人口の減少が続いている。年齢別では,10歳未満7.7%,60歳以上18.2%に対し,20代が21.5%と多く,転出入の激しい単身の若年層の比重が高い。
区制施行は1932年であるが,保健衛生行政は長く,東京都の事務とされてきた。1972年,区独自の老人健康診査,高齢者健康診査を開始していて,1975年,中野保健所・中野北保健所の区への事務移管に伴い,妊産婦から老人までの一貫した保健活動を担うことになった。
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