訪問看護 私たちの実践レポート・6
地域小規模病院での訪問看護活動
片岡 詩子
1
1名古屋市北医療生協北病院
pp.921-924
発行日 1984年8月1日
Published Date 1984/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920850
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はじめに
当院は名古屋北部の,近年急激に高層団地が林立するようになった市街地にあり,1966年開院以来無床の診療所活動を15年経た後,1981年52床の内科・小児科ベッドを持つ小病院となった.
訪問看護活動は1972年より開始し,現在に至っている.訪問活動には看護婦2名が当たっており,外来診療も担当しながらの兼任である.看護体制・財政の制約に悩まされながらも,地道に活動を続けてきている.28名の訪問患者の内訳は,約7割が脳血管障害による心身障害者であるが,最近では,癌未期患者を家庭でみるケースも増えてきており,訪問看護に必要とされる役割も変化してきている.今回活動をまとめる中で,当院での今後の訪問看護のあり方も再考する機会としたい.
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