建築と設備 第20回
小規模病院3題
河口 豊
1
,
藤原 博
2
,
谷口 和郎
3
,
細川 一
4
Yutaka KAWAGUCHI
1
,
Hiroshi FUJIWARA
2
,
Kazuo TANIGUCHI
3
,
Hajime HOSOKAWA
4
1病院管理研究所
2(株)大林組設計部
3フジタ工業(株)設計課
4(株)日建設計
pp.1041-1047
発行日 1987年12月1日
Published Date 1987/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209197
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小規模病院の現状と今後
小規模病院といっても特に定義があるわけではない.そこでここでは,一応100床くらいまでを小規模病院としてみた.
小規模病院は1985年10月現在で,病院総数9,608の半数を占める.しかし,20年前と比べ1割も減少した.その理由は,病院総数が3割以上も増したものの,多くの病院が増床して小規模から中規模(300床位まで)に移行したこと,中規模病院の新設が多かったことなどである.特に50床未満の病院は絶対数としても1割以上減少している.地域的にみても50床未満の病院は10年前と比べて,ほぼ全国的に各県で減少した.
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