特集 事業所と地域の保健婦活動の接点を求めて
事業所保健婦活動の実態
種々の仕事をグループでこなす
橋本 かつ子
1
1ソニー厚木工場健康管理グループ
pp.154-156
発行日 1976年3月10日
Published Date 1976/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205688
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はじめに
ある企業や第一線の産業医の間では,事業所保健婦の活動に対して期待は大きいと話されていたのを耳にしたことがあるが,その全体数はここ数年来ふえていない。減少の傾向さえ見られつつある。公衆衛生看護活動の場としての事業所に魅力がないのだろうか。同僚が少ないために孤立してしまいがちだから,長続きしないのであろうか。保健婦活動そのものが広範で多様なため,かえって職場での位置づけが確立しかたいこともあろう。
私自身6年目になるが,今も何が保健婦業務かと問われたら,明確な答えは返せない。けれど,日頃試行錯誤する中からいつかは答えられるようになりたいと思っている。
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