マレーシア・タイの保健問題
マレーシア・タイを訪ねて(1)
豊川 裕之
1
1東京大学医学部保健学科疫学教室
pp.355-359
発行日 1974年5月10日
Published Date 1974/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205479
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
昭和48年度の文部省・海外学術調査"東南アジアにおける疾患の病因究明を目的とした食品汚染性かび毒ならびに植物毒の研究調査"(班長,斎藤守東京大学医科学研究所教授)の一員として,著者は2月18日より3月2日まで,マレーシアとタイに調査に出向いた。当初の計画は4週間の予定であったが,後に述べるようなタイ・マレーシア側の研究調査の受け入れの変化が原因で今回は2週間に短縮して,予備調査にとどまった。
この調査旅行を通して,マレーシアとタイにおける保健水準や生活について若干の知見を得たので,日本における保健婦活動のお役に立つことを願ってここに紹介する。
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.