事例研究
適正療養を拒否しつづけた感染性肺結核患者の看護
小野 光子
1
1神奈川県秦野保健所
pp.227-240
発行日 1974年3月10日
Published Date 1974/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205456
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はじめに
保健婦がケースにかかわる看護活動の中で期待されるのは,お互いの行動の変容による目的の一致である。
ここで取り上げるケースは,保健婦間で"どうしようもない"と長年さじを投げていた結核患者である。治療はある程度しているが病状はいっこうに改善されず,二次薬を次々と使っているにもかかわらず菌は陽性のままで,個人の問題ならず,患者管理の立場からも手を焼いていた。
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