保健婦活動—こころに残るこの1例
訪問・受療拒否の結核患者さんのこと
関口 祐子
1
1富山県上市保健所
pp.341
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900099
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私が保健婦として勤務して2年目に,訪問を拒否されてその対応の難しさに悩んだ事例を紹介する.
「排菌している結核患者が無断退院したので,なんとか協力してほしい」という病院のケースワーカーからの連絡があり,訪問開始となった.ケースの家庭環境は複雑であり,妻子と離別し東京で転々と職を変え生活していたが,体調をくずし働けなくなり富山へ帰ってきたのであった.
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