調査報告
南足柄市における老人に関する研究(第1報)—65歳以上の老人の生活の実態
飯田 澄美子
1
,
雨宮 悦子
1
,
杉山 晴美
2
,
戸田 ノブ
2
,
中村 淑
2
,
浦 秀子
2
1神奈川県立衛生短期大学
2神奈川県南足柄市市民課
pp.245-252
発行日 1974年3月10日
Published Date 1974/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205458
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I.はじめに
高齢化社会を迎えつつある現在,老人問題に対する関心は,この数年特に高まっている。国や地方自治体のレベルにおいても,すでにいくつかの行政基礎調査,高齢者生活実態調査などが行なわれ,特に"寝たきり老人"や"ひとり暮らし老人"については,ある程度の老人の状況は明らかにされている。
しかしながら,われわれが個々の保健婦活動をすすめていくうえでは,これらの調査結果のうえに立って問題意識をもち,その地域の特色にしたがい,より体系的,具体的にその生活実態をとらえニードを把握して,計画的に援助活動を行なっていくことが少なかったように思われる。
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