病院めぐり
国立大蔵病院外科
朝戸 裕
pp.84
発行日 2001年1月20日
Published Date 2001/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904351
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当院は東京都23区内の西の郊外,世田谷区西南地域にあり,砧緑地,厚生年金スポーツセンター,多摩川が近隣にあり恵まれた環境にあります.多くの国立病院と同様,前身は軍関係の病院で,1945年12月1日に東京第四陸軍病院より厚生省所管となり発足しました.敷地総面積は80,787m2と広大です.国立病院となってからも55年の長い歴史があり,その間に外科に在籍された方々の中から多数の方(例えば古川 明:元国立大蔵病院副院長,久保宗人:元国立療養所晴嵐荘病院院長,宇都宮利善:元国立療養所神奈川病院院長,石原恒夫:元慶應義塾大学教授,小林紘一:慶應義塾大学教授,吉津 博:防衛医科大学校助教授,深井志摩夫:国立療養所晴嵐荘病院副院長,井上宏司:東海大学教授,高浪 巌:帝京大学助教授,別所 隆:伊勢原協同病院副院長,米川甫:伊勢慶應病院副院長)が各方面で活躍されています.
また植村 剛,大西英胤,勝呂俊彦,篠原 央らの歴代医長が外科を引き継ぎ,地域医療に貢献し現在に至っています.現在のスタッフは朝戸 裕(内視鏡による乳癌腋窩郭清),下山豊(カドヘリンの研究),河地茂行と首村智久(慶應義塾大学病院外科での生体肝移植のスタッフ)とそれぞれ新しい分野で格闘しています.
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