特集 老人保健と保健婦活動
活動報告
寝たきり老人家庭へのアプローチ
清田 久代
1
,
松原 久良子
1
,
五郡 千枝子
1
,
弥栄 エイ
1
,
朝位 アサカ
1
,
山口 由美
1
,
他保健婦室一同
1北九州市八幡西保健所
pp.659-661
発行日 1976年10月10日
Published Date 1976/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205761
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はじめに
今日の著しい医学の進歩,経済の発達,公衆衛生の向上などにより,老齢人口は増加している。そして,これに伴い,疾病や障害のため家庭で寝たきりの生活をしている老人も多い現状である。このように増えつつある老人に対し,健康の保持増進をはかり,さらに生きがいある生活が続けられるように援助することが必要である。そこで私たちは,居宅寝たきり老人をもつ家庭の看護者を主な対象として,看護の正しい知識・方法を知ってもらい,そして合併症ならびに機能低下の予防をはかり,さらに寝たきり老人をつくらないようにすることを目的として,昭和48年度から寝たきり老人家庭看護教室を実施し,2年間を経過したので,その結果をここに報告する。
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