特集2 看護面接の追究(2)
神奈川県保健指導技術講座より
患者のニード
大沢 玲子
1
1神奈川県藤沢保健所
pp.19-29
発行日 1972年9月10日
Published Date 1972/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205136
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はじめに
従来,私が行なってきた保健指導をふり返ってみると,相手のニードを正しく把握していたかどうか,また,相手のニードに対する保健婦の判断と働きかけが正しかっただろうか,という反省がある。そこで,面接場面を再現し,分析・評価して,患者はニードをどう表現しているか,保健婦は,それに対してどう働きかけているか,判断と働きかけが適切であったかどうか。また,ケースの状況に照らして,保健婦が設定した看護上のニードはどうだったか。それらを明確にすることで,今後の保健指導技術の向上の一助にしたいと思い,検討した。
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