実態をさぐる
疫学的にみたう歯
pp.64-65
発行日 1972年6月10日
Published Date 1972/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205102
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一般的に,う蝕は20歳未満の者が罹患しやすい。図1に示すように,乳歯のう蝕は3歳で80%,4歳で90%以上の小児が罹患しており,9歳以上では乳歯のう蝕より永久歯のほうが多くなり,かつ80〜90%の高率である。
乳歯および永久歯のう蝕の進行する年齢は図2に示すように,小学校2〜3年までが圧倒的に多い。したがって,う蝕予防の衛生教育や処置(ふっ素の塗布など)を重点的に行なわなければならない時期は,1〜3歳,5〜6歳であることがわかる。
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