特集 歯科保健
乳幼児のう歯対策における保健婦の役割—目標を明確に,広い視野で手段の選択を
田沢 光正
1,2
1前岩手県久慈保健所
2現在,岩手県花巻保健所
pp.332-336
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900474
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はじめに
乳幼児のう歯対策は,歯科保健あるいは母子保健の分野において,1歳6か月児健診や3歳児健診の健診事業,フッ化物塗布事業等を中心に,かなりのウエートを置いて実施されている。
しかしながら,わが国の乳幼児う歯有病率は国際的にみるときわめて高く,また,一時期顕著であった減少傾向も,最近は歯止めがかかっている。さらに,地域差がきわめて大きいことも相変わらずである。
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