特集 ニューフェイス1年の記録
看護学校に勤務して
小林 敏子
1
1東京医大付属高等看護学院
pp.31-33
発行日 1970年4月10日
Published Date 1970/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204652
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はやいものだ。もう1年が過ぎようとしている。看護学校についに勤めることができたのは,昨年3月であった。
そもそも,看護教育に関心をもちはじめたのは,数年前の新卒1年を終えてからだった。当時,ある病棟の学生指導係りになり,2年生,3年生と実習に来る学生の一生懸命な姿をみていると,これではいけない。病棟の受け入れ体勢が貧弱すぎる。何とかしなければならないと思ったのがはじまりだった。さいわいにも,病棟の婦長,はじめスタッフは大変熱心であった。研究発表のチャンスをつくったり,先輩看護婦,助産婦の指導のチャンスをつくったりした。今から思えば,まだまだ,不十分なことばかりであったが――。
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