特集 勤務医の未来
勤務医志向の理由と勤務医の意識
山根 至二
1
,
吉矢 生人
2,3
Yoshiji YAMANE
1
,
Ikuto YOSHIYA
2,3
1東京厚生年金病院
2大阪府医師会勤務医部会
3大阪大学医学部麻酔学
pp.565-570
発行日 1986年7月1日
Published Date 1986/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208864
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一勤務医の立場からみた勤務医の意識
与えられたテーマは「勤務医志向の理由と勤務医の意識」ということである.本特集の企画者は最近増加している勤務医の意識が自主的なものなのか,医療界の変貌によって受動的に起きて来た現象なのかを分析することを意図しているのではあるまいか.私は非医家の家庭に育ち,大学を卒業して20年間を大学の医局で過ごし,市中病院に出て15年間を教育病院のあり方の確立に努力しては来たが,全国的規模から見れば特殊な立場かもしれず,本稿の執筆に適任であるという自信はない.しかし私なりの立場から本テーマについて考えてみたいと思う.
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