緊急特報
何を考えている! 看護協会—保助看法改正案出さる
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pp.52-53
発行日 1969年10月10日
Published Date 1969/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204516
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その内容
"ニッパチ"斗争の波にのり,看護婦不足対策は大きな社会問題となった。国,地方自治体,医師会,各政党,それぞれに具体案を出し,医療の危機を救えと解決にのりだした。こうした動きに,日本看護協会でもおそまきながら,協会としての意志を表明しようと,さきの協会総会の折にも看護関係者の質を下げずに,量を確保するため,各学院,養成機関の拡充を要求するスローガンをかかげ,独自のビラを作って請願したりした。ところで,その問題がどう発展したのか協会では,先月来,保助看法の改正をめぐり理事会案を2転3転して次つぎと出してきた。
まず,はじめの案では,保助看法にもとずく,保健婦,看護婦,助産婦の名称を,看護師と,看護士にするというもの,看護師は従来の保健婦,助産婦,看護婦に用い,4年制大学,3年制短大,3年制看護学院出身者に限り,看護士は,看護高校卒および高卒1年の准看教育コースを設け,その卒業生。従来の中学卒の准看は廃止し,進学コースは10年間すえおくというもの。
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