連載 助産婦職能の変遷を探る・6
保助看法はどのように受けとめられたか[2]
大林 道子
1
1東京女子大学短期大学部
pp.545-551
発行日 1985年6月25日
Published Date 1985/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206671
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保助看法が,この法の適応対象者である保健婦,助産婦,看護婦,とくに現場にあった三婦に,どのように受け取られたかについて,今回は記録にみられる動向によって,また,お逢いする機会をもてた人々の当時を回顧しての証言によって,探ってみたいと思う。
三婦のうち,主として看護婦のこの法への反応は,法改正という結果になったのであったが,その経過には,保助看界のみでなく,行政や医療界からの事情もあいまって,複雑な力関係の中で,改正の方向が決められたのであった。
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