読者からの手紙
どもりの子どものこと
渡辺 桂子
pp.11
発行日 1967年4月10日
Published Date 1967/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203898
- 有料閲覧
- 文献概要
保健婦としてこの町に赴任してはや5年,その間さまざまなできごとがありました。わけのわからぬ上司にふんがいしたり,もうやめようかとさえ幾度思ったことか。けれど,そんなときにいつも励ましとなり,やめずに今日までこられたのは,やはり町の人たちがこころから支持して下さること,また,ふと相談にのったことが思わぬ効果をよび,とてもよろこんでいただけたことなどです。そんな一つの例としてどもりの子どもの経験をお話ししたいと思います。
「W保健婦さんですか。私,W助産婦さんの向いのKというものですが,こちらにお越しの折,ぜひお立ち寄り下さいませんか」との電話でうかがったお家です。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.