書評
—若月 俊一 ほか 著—「医療と公衆衛生」/—日野原 重明 ほか 著—C18慢性疾患の新しい理解とリハビリテーション看護」
渡辺 モトエ
1
1都立保助学院
pp.143
発行日 1967年1月10日
Published Date 1967/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203849
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総合医保健の中で,公衆衛生看護婦の役割を再検討するべきときがきていることを痛感している折りから,公衆衛生看護双書で,"医療と公衆衛生"が発刊されたことは,まことに時宜を得たことで喜びにたえない。
その内容についてはすでに広告されているので衆知のことと思われるが,執筆された諸先生方は斯界の権威者揃いで,未開発ともいわれる総合保健,医療の中の,医療,保健各分野から論及されているが,いたずらに先進欧米諸国に追従することなく,日本の土壤にあった,総合保健医療体系確立のため,日本の現状の統計や図表,組織図等を示して懇切,しかも平易に解説されていることは特筆すべきであろう。
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