特集 教育の場をひろげて
香川の現地活動に学ぶ
安達 きよ
1
,
石崎 洋子
1
,
大和 智子
1
,
恩田 樹
1
,
山本 茂子
1
1神奈川県立公衆衛生看護病院
pp.21-25
発行日 1966年11月10日
Published Date 1966/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203780
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はじめに
私たちは研修旅行を通じて理解した範囲内で香川県の保健婦活動の概況をのべてみたいと思う。香川県の保健婦活動は総合保健婦活動へと全国に先がけて新しい試みがなされている。近年保健婦活動のあり方が方々で問題になり「医療と公衆衛生の橋渡しであるべき保健婦の活動」が検討されつつある。
香川県は人口90万人,県庁所在地へ2時間で全部の保健婦を集められるほど面積は狭く,瀬戸内海気候は温暖で活動しやすい状況にあるともいえる。この県の保健婦活動の特徴は,事業別分担を行ない,市町村保健婦への技術援助を提供する保健所保健婦と,地域の保健管理の担当者としての市町村保健婦が総合的に体系づけられていることである。
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