特集 教育の場をひろげて
交歓会に臨んで
小松 恒
1
,
高林 好子
1
,
原田 八千代
1
,
山崎 宣子
1
1神奈川県立公衆衛生看護学院
pp.35-36
発行日 1966年11月10日
Published Date 1966/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203783
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初対面はバスのなか
香川県と神奈川県の学生を結ぶテープが,潮風に入り乱れ,その赤,黄,緑色が紺碧の空,群青の海に鮮やかに映え,私たちを乗せた小豆島行「フェニックス丸」は静かに高松港をはなれた。「さよなら」「さよなら」と呼びかわすうちに,手に握られたテープが,1本また1本と切れ,最後の1本が波間に漂ようころ,船はしだいに速度をました。見送る友の声が遠く小さくなり,盛んに手を振る姿が遙かかなたに消えていった。
研修旅行も終った。船が残していく白波を眺めながら,昨日会ったばかりの友のことが懐しく思い出された。昨夜の交歓会は何と楽しく有意義なものだったであろう。
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