マスターしよう検査技術
見やすいスライドの作製法
古谷津 純一
1
1順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院検査科
pp.469-476
発行日 1990年5月1日
Published Date 1990/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900130
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はじめに
学会をはじめ研究会,勉強会などにおいては種々の伝達方法があり,これらを一般にプレゼンテーションという.プレゼンテーションには,スライドを用いる口演やポスターを用いる示説などがあるが,いずれの場合も相手に理解してもらうためには,その表現方法に工夫が必要である.本稿では口演のための見やすいスライドの作りかたを中心に解説する.
学会などで発表しようとする仕事がすばらしい内容をもっていても,発表手段であるスライドが見にくいと理解しづらくなり,その結果として印象が薄くなってしまうことがある.同じ内容の仕事でも,使用するスライドの作りかたしだいで説得力が違ってくる.よい仕事をした以上,これを理解してもらうのが次の目的である.スライドを用いた口演とは,スピーチを聞かなくてもスライドを見ただけで理解できるのが望ましく,いわば“紙芝居”であると考えたい.
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