研究・報告
農村住民の高血圧に対する関心
児島 三郎
1,2
,
小西 玲子
1,3
1秋田県本荘保健所
2秋田県衛生研究所
3厚生部公衆衛生課
pp.138-144
発行日 1966年2月10日
Published Date 1966/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203588
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はじめに
秋田県においても,近時,高血圧集団検診が各地で行なわれるようになり,多数発見される高血圧者に対する保健指導が重要な課題となっている.多くの人びとを対象として保健指導をする際には,時間的制約などもあり,指導をうける側の人びとの状況を念頭におかずに行なわれる場合が多い.かかる状態では効果が期待できるか疑問である.
そこで,私たちは地区住民の高血圧(脳卒中)に対する知識および態度の実態を知ることは,高血圧指導ならびに衛生教育の上に必要と思われ,健康診断の会場において,予診の場を利用して,面接による質問を行なったが,その概略についてのべる.
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