特集 子どもをあずかる施設と保健所
保育園と保健所—保健所の活動計画の中に組み込んで
杉田 チヅ子
1
1東京都淀橋保健所
pp.41-43
発行日 1965年6月10日
Published Date 1965/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203411
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保健所は地域の公衆衛生活動の中心機関であり,総合的な住民の保健対策がたてられ,なかでも身心の基礎的な部分が形成される乳幼児衛生は,公衆衛生活動のなかで,もっとも基本的なものとして重要視されなければならないということを考えた場合,家庭保育に欠ける乳幼児を保育している保育園と,保健所との結びつきは密接なものでなければならない.また,児童福祉法第18条の3(保健所の行なう業務)の4号に
「児童福祉施設に対し,栄養の改善その他衛生に関し,必要な助言を与えること.」
となっている.これらをみても,地区を担当している保健婦として,とうぜん,実際活動が行なわれていなければならないのであるが,現状では計画的にされていない.編集部から,このテーマを与えられたのを機会に,反省し考えていたことを述べ,ぜひ,皆様方からのご指導を仰ぎたいと願っている.
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