特集 医療と公衆衛生
医療制度と保健婦
グループ紹介
三多摩会—保健婦はなにをなすべきかを中心課題に
pp.100-101
発行日 1965年3月10日
Published Date 1965/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203352
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20代から30代の人がほとんど
話はちょっと古くなるが昨年7月18日(土),私は東京都下三鷹市の健康相談室におもむいた.午後3時近かったかと思う.それこそくずれおちそうな,という表現はちょっと酷かもしれないが,お世辞にも"りっぱ"とは言えない小さな平屋建てがそうであると気がつくまでには約5分を要した.日本における厚生行政のひずみが,ここにも象徴されている,フッとそんなことを考えながら,ガタピシのガラス戸を引いた.
中で10人近くの女性が熱心になにかしている."こんにちは,保健婦雑誌の者ですが……"と声をかけると,いっせいに顔がこちらを向いた.なれてはいるもののいささかてれくさい一瞬である.
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