研究報告
東京都三多摩地区における末期がん患者の訪問看護の実態について―三多摩緩和ケア研究会によるアンケート調査の結果から
窪田 道子
,
窪田 靖志
1
,
巌 康秀
1
,
佐々木 隆之
2
1杏林大学医学部麻酔科学教室
2大日本製薬株式会社
pp.850-855
発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100220
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はじめに
平成4年の訪問看護ステーションの制度化により,訪問看護は急速に発展してきている。リビング・ウィル,ホスピス,尊厳死などに人々の関心が寄せられ,新聞では「緩和ケア」「在宅医療」に関する具体的な紹介記事も多く目にするようになった。在宅医療の普及とともに,末期がん患者における訪問看護の需要も高まってきている。
このような中で,東京都下の三多摩地区での末期がん患者に対する訪問看護の現状を把握するために,訪問看護ステーションを対象としたアンケート調査を行なった。3か年にわたるアンケート調査の結果に考察を加え報告する。
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