農村型保健婦から都市型保健婦へ

はじめに

　私は，ごく最近保健課長に就任し，日まだ浅く目下盛んに「都市における国保保健婦活動」のあり方をあれこれ模索しているところで，こうあるべきだという結論を持ち合わせているわけではない．しかし，当面の責任者という立場から無方針で事態を糊塗するわけにはゆかないから，一応私なりの考え方で仕事を進めるとともに，なお模索をつづけているところである．ちょうどそんな時に本誌編集部から課題を与えられたので，自分の考えをまとめ広く御批判をいただくのによい機会だと思い，請われるままに浅学非才もかえりみずペンをとったわけで，読者諸姉の御批判，御指導がいただけるならば幸いである．