特集 変貌する農村社会と農民の健康
農村における保健指導と保健婦
大沼 雄子
1
1宮城県村田町役場
pp.39-42
発行日 1968年6月10日
Published Date 1968/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204204
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1.はじめに
私が保健婦となってこの町にきてから11年の間に,農村は大きく変ってきているようです。きた頃は,保健指導の中で嫁姑の問題に悩まされ,嫁さんの指導をするため,姑を説得しなければならないことが,よくありました。姑は,嫁さん達にとって,もっともきびしいものだったようです。しかし最近は農村の変化からくる仕事の多忙が姑に代り,それ以上のきびしさをもって迫ってきているようです。農村のこのような変化は,保健指導上にも,いろいろな変化をつくり出してきています。
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