座談会
農村社会と保健婦
上村 聖恵
1
,
小林 富美栄
2
,
中野 繁乃
3
,
花田 ミキ
4
,
堀川 直義
5
1高知県看護係
2厚生省医事課
3福井保健所
4青森県看護係
5朝日新聞社調査研究室
pp.28-44
発行日 1960年5月10日
Published Date 1960/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202088
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僻地,農村における人間関係をめぐつて
編集部 ちよつとごあいさつを申し上げます.きようは保健婦雑誌で僻地の問題をひとつ研究してみようということでこの座談会を計画したわけでございます.この問題は東京でわれわれが考えているのと相当事情が違いまして,実際の現地の事情をよく知つておられる方の御意見を伺いたい,それからまたそれをある程度体系的に批判をするよう立場の方の御意見も伺いたい,そういうようなことで青森県,高知県,福井県といつたような,東京から見れば地方ということになるわけですが,そこでいろいろな問題をかかえておられる方々と心理学の堀川先生に御出席願つたわけです.問題をひとつざつくばらんに出していただいて,いろいろ検討してみたいと思います.おそらく人間関係が基本になつて,いろいろとむずかしい問題が出てくるかと思いますが,具体的なお話をしていただいて,どういうふうにそれを処理していつたらいいかというふうな方向づけができればと思つています.
小林先生,ひとつ司会をお願いいたします.
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