私のいだく保健婦像
豊かな経験と高度の知識を
橋本 勢津
1
1岩手県宮古保健所,保健予防課
pp.43-44
発行日 1964年2月10日
Published Date 1964/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203041
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ただ今私どもの保健所に,若い保健婦学生たちが実習にきております.所内が一時にぱっと花が咲いたような感じになりました.美しく,ぴちぴちとしたかの女たちが,将来どのような保健婦になって活躍するのかと,その未来像を心に描くのは,実習指導者としてひじょうに楽しいことです.
保健婦活動のゼミナーにはいるに先立ち,なぜ保健婦学院にはいったかを尋ねてみますと,次のような回答がよせられました.まず,仕事の内容として,病院や診療所における看護業務よりも公衆衛生業務におもしろみを感じること,そして将来を考えた場合,看護婦だと夜勤などの問題で仕事をやめなければならないだろうけれども,保健婦になっておけば,結婚後も長続きして仕事にはげむことができる点をあげています.
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