研究報告
主婦の健康と生活—農村実習をして—第2グループ「栄養」の報告
一門 達子
1
,
勝部 尚子
1
,
佐々木 葉子
1
,
桝谷 紀美子
1
,
松下 和子
2
,
天春 和枝
2
1聖路加短期大学専攻科
2聖路加短期大学
pp.57-63
発行日 1963年12月10日
Published Date 1963/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203001
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この研究報告は,聖路加短期大学専攻科の学生が,昭和37年8月の末から3週間にわたっての農村保健婦業務の実習中に副テーマとしてまとめた「主婦の健康と生活」という調査の中の一部分である.4月の中ごろ,授業開始と同時に,特別研究のテーマとして「主婦の健康と生活」を与え,その特別研究の目的などについてオリエンテーションをするとともに,順天堂大学公衆衛生学教室の山本幹夫先生から,約9時間,「調査研究」の基本的な考え方や,その技法について講義を受けた.(山本先生は,講義終了と同時に外遊されたので,後はご指導を受ける機会はなかった.)
その後,学生たちが,先生の講義から得た知識をもとにして討議を重ねた結果,「主婦の健康と生活」を知るためには,「環境」「栄養」「労働」「疾病」の4つのグループに分かれて研究を行ない,またそれらを統合して問題点を把握するのが適切ということになった.16人の学生が4人ずつ4グループに分かれたわけである.
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