調査研究
農村主婦の健康管理の問題点
川辺 イツエ
1
,
宝満 蒼生子
1
1鹿児島県鹿屋市役所国保課
pp.47-51
発行日 1969年3月10日
Published Date 1969/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204393
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はじめに
最近のわが国の高度の経済成長に伴う人口の大都市への流出と,農村の人手不足は深刻なものがあり,農業後継者の減少,兼業農家の続出が全国的な傾向になっています。
このような農業事情のもとにある近年の農家の主婦は,俗に「かあちゃん農業」とまでいわれています。そして一家の柱となり,以前にもまして過重な労働を強いられ,健康が損われている現状です。農家の主婦の健康管理は,進み行く文化の波の底に沈んだ,とり残された大きな問題といえましよう。
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